2019年5月21日火曜日

ピリオド

自分の部屋の掃除をしていた。
ずっしりと分厚いファイルがあった。

クリアファイル状のページの中に、
賞状と記録証が数えきれないほど
つっこまれている。

この15年の間に参加してきた
マラソン大会の記録だ。

どの紙にも点字で
「何年の何キロ、何分」っと、
自分でう打ち込んだ点字が触れる。

今まで何でこうして大切に
取っておいたんだろうかと、ふと考えてしまった。 

これは私にとってなんの役に立つんだろうか?
参加した時の思い出を
引っ張り出してくるきっかけでしかない。

決して忘れまいっと思って来ていた
思いですらきっと忘れている。

忘れたいっと思っていることは
なかなか忘れられなかったりして。

今を大事にしよう。

私は次々と賞状を抜き取って、
全部ゴミ袋に入れてしまった。

破く気にはなれなかったけれど。

これで1つピリオドをつけられた。

この間はふりふりのランニングドレスや、
若かった時にきていた服も、
きれいだったけど捨ててピリオドをつけたばかり。

これからはあちこちに
ピリオドつけていかなくっちゃ。
もうお年頃だから、
少しずつピリオドを増やしていかなくちゃ。

 

1 件のコメント:

  1. スポーツをやっている子供たちの夢を訊くと、必ずオリンピックでメダルを取ること。』って言うんですよね。
    アスリートの決まり文句を耳にタコができるほど聞かされているせいだと思うんですよね。
    『夢を強く持ち続ければ、夢は必ずかなう。』ってやつ。
    無理だってば(笑)。

    夢なんか持つから不幸になるのではないでしょうか?

    人と比較したりするのではないでしょうか。

    ぼくは子供たちにこう言いたい。

    『夢なんか持つな。』と。

    『一日を、今を楽しく生きなさい。』と。

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